先日、8月3日に第4回トピック学習会を開催しました。
今回は教教わくわく倶楽部との共催で「教育トピック学習会オープン」として、教育行財政学研究室のメンバーだけでなく、高校生や他の研究室からの参加者と広く自由に意見交換を行いました。
トピック提供者はD2の内田です。
(写真は、広報用に一時マスクを外して、発話をせずに撮影したものです。)
今回のトピック学習会では、「教員不足」をテーマにしました。団塊世代の一斉退職や病気等による離休職により、現在教員不足が全国的な問題となっています。また、世界的にも同様の問題は報じられており、移民・難民や他業種からの転職で不足を補うという動向も見られます。
意見交換をするなかで、教員不足の問題は単に人数が不足しているという問題にとどまらず、教員の質や専門職性といったことの問題にもつながるのではないかという方向で議論が進みました。問題とされていることをそのまま受け取るのではなく、「何を問題とするのか」考えることは研究を進める上でも重要な考え方だと思います。
また、冒頭にも書いたように、今回は研究室外にも開いた学習会としました。ご参加いただいた方々それぞれのご専門やご関心から、広く意見を聞けたと思います。今後、第2回、第3回とオープンな学習会を開催する予定ですので、みなさまのご参加をお待ちしております!
参考URL
・文部科学省初等中等教育局「いわゆる「教員不足」について」(2018 年 8 月 2 日)(最終閲覧日:2021 年 7 月 19 日)
(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/002/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/08/08/1407922_10.pdf)
・朝日新聞「小中学校の教員不足、文科省が実態調査 全自治体を対象」(2021 年 4 月 6
日 18 時 26 分)(最終閲覧日:2021 年 7 月 19 日)(https://www.asahi.com/articles/ASP465VR5P46UTIL01L.html)
・西日本新聞「教員不足、頼みは臨時免許 大学生にも…「乱発は制度形骸化招く」」(2021年 7 月 11 日 12:13 更新)(最終閲覧日:2021 年 7 月 16 日)(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/768653/)
・朝日新聞 Globe+「なぜ? 米の公立学校も外国から教員をリクルート」(2018 年 6 月 20
日)(最終閲覧日:2021 年 7 月 19 日)(https://globe.asahi.com/article/11621614)
・AMP「「世界一子どもが幸せな国」の非常事態?教員不足が深刻化するオランダ。欠員に保護者や難民を投入、銀行員からの転職を推奨も」(2019 年 3 月 6 日)(最終閲覧日:2021年 7 月 19 日)(https://ampmedia.jp/2019/03/06/dutch-schools-facing-serious-shortage-of-instructors/)
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